外壁塗装の液だれは直してもらえる?

外壁塗装後の壁をよく見てみると、塗料が垂れた跡がくっきり……?
液だれは遠くから見ればそこまで目立ちませんが、一度発見すると気になってしまいますよね。
一見問題なさそうにも思えますが、なかには思わぬ施工不良が隠れているかもしれません。

今回は施工後に発見した液だれの対処方法について、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装の液だれの原因は主に3つが考えられます。

・塗料の希釈率が守られていない

塗料はめんつゆと同じように、シンナーなどの有機溶剤もしくは水を混ぜて使用します。
塗料はそのままだと粘ついていて塗りにくく、無理に使えばハケの跡などがついてしまうことになります。そのため、これらの希釈剤を使うことで伸びが良く、塗りやすくするのです。
希釈率は塗料の種類によって異なっており、人気の高い塗料「パーフェクトトップ(日本ペイント)」を例にあげると、3~5%としています。塗料1kgに対して、30g~50gの水を混ぜるように規定されている、ということですね。
しかし、この希釈率を守らずに多めの希釈剤を入れてしまうと、塗料自体が薄くなってしまい、耐久性も損なわれることになります。とろとろの状態なので、液だれが起きやすくなるんですね。

とくに手抜き工事を行う業者は、少ない塗料で塗装しようと多めに希釈剤を投入することが多いです。
この場合は、数年で塗膜の剥がれなどにつながるでしょう。

・厚塗り

塗料は厚く塗ればいいというわけではなく、薄すぎないちょうどよい厚さにすることが大事とされています。
塗料は硬化するので、厚みがあるほどひびが入りやすくなることになります。そのため、下塗り・中塗り・上塗りはすべて均等の厚みになるように塗装がされるのが一般的です。
厚塗りにしようとすると塗料をたっぷり塗ることになるので、液だれが発生してしまうでしょう。
このような厚塗りは職人の技術不足のほか、工程を省くためにわざと行われる場合があります。
どちらにしても施工不良が疑われるでしょう。

・天候による問題

外壁塗装を行える条件として、「雨が降っていない」「気温が5℃以上」「湿度85%以下」であることが求められます。
もし、雨でも塗装を続行してしまうと、塗料に雨が混じってうまく塗膜を形成できないでしょう。
もちろん、液だれの原因としてもかんがえられます。

液だれを発見したら、施工した業者に直しを依頼しましょう。基本的に液だれは施工不良なので、対応してくれる場合がほとんどかと思います。
しかし、なかには「品質には問題ない」と応じようとしない業者がいることも。
外壁塗装後は保証書をもらえるかと思いますが、この保証は塗膜の剥がれしか対象になっていないことが多いです。そのため、液だれについて直しを要求しても、「保証外だから」と断られる可能性が考えられます。

ただ、液だれの原因からしても、今後剥がれやひびが数年後に発生しやすいと言えるでしょう。直しに対応してもらえないということなら、地元で実績のある塗装業者への相談と調査を検討してみましょう。
なお、DIYで解決しようとすると間違いなく失敗するので、触るのは控えたほうが無難です。

液だれは施工不良の可能性が高く、発見したら塗り直しを施工業者に求めましょう。
もし応じてもらえないときは、別の塗装業者に調査を頼み、問題ないかを見てもらうと安心です。

塗替家は浜松市・磐田市を中心とした静岡県西部にて、外壁塗装を承っております。
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