心配な『外壁塗装工事の臭い』人体への影響と安心な対策方法を解説

・「塗装工事中はずっと臭いを我慢する必要がある?」
・「子どもやペットなどへの健康被害が心配」
・「やるべき安全対策を知りたい」
大事な家と家族を守るために必要な『外壁塗装』工事。
塗装工事で発生する臭いに関して、上記のような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?

結論からいうと、臭いによる人体への影響は、多少なりともあります。
しかし、きちんとした「知識」や「安全対策」、「業者へのアプローチ」を知っておけば、心配することはありません。
今回は、具体的な「臭いの原因」や「換気するための業者へのアプローチ方法」などを紹介していきます。

外壁塗装工事の期間は?


外壁塗装工事の期間は、約7~10日間といわれています。

中には臭いの影響を受けないために、工事期間中はホテルに宿泊するなど、家を離れる人もいらっしゃいます。しかし仕事や学校があると長期間家を空けることは、なかなか難しいですよね。
家の状態や大きさ、天候に左右されるため、本来の期間から伸びる可能性もあるでしょう。

もし、工事の期間が伸びてしまっても対応できるよう、家族のスケジュールを確認しておきましょう。

塗装工事の流れと臭いがきついとき


塗装工事の流れは、たいていこのようになっています。

▼足場の組立て・養生
▼シーリング工事
▼高圧洗浄
▼乾燥
▼下地調整・養生
▼下塗り
▼中塗り
▼上塗り
▼乾燥
▼養生取り
▼足場の解体作業
▼清掃

この流れの中で、最も臭いがきついのは「中塗り~乾燥」までの期間です。
臭いがきつい理由は、工事の中塗りと上塗りの作業で使用する塗料に「有機溶剤(シンナー)」と「化学物質(ホルムアルデヒド)」が含まれているためです。
中塗りから乾燥までの期間は、およそ3日といわれていますので、とくに注意が必要でしょう。

臭いの原因は『シンナー』と『ホルムアルデヒド』


外壁塗装に使われる塗料は、水性塗料と油性塗料の二つに分けられます。
油性塗料を外壁に塗装する際、有機溶剤で塗料を溶かす必要があります。
そして、有機溶剤の中のひとつとして「シンナー」が使われているのです。

塗装で生じる臭いは、主にこの「有機溶剤(シンナー)の臭い」と「塗料に含まれる化学物質(ホルムアルデヒド)の臭い」が原因です。
水性塗料は、油性塗料に比べて耐久性は劣りますが、有機溶剤(シンナー)を使用していないため臭いを抑えられます。

臭いだけでなく価格や耐久性なども異なるため、家族や家の状況にあった塗料が選べるように、見積り時に相談してみましょう。

人体への影響


上記に紹介した有機溶剤(シンナー)と化学物質(ホルムアルデヒド)は、多かれ少なかれ影響を及ぼします。
では、肝心な人体への影響は何があるのでしょうか?
大人はもちろん、ペットや子どもがいる家庭では重要な問題です。
シンナーを長時間吸いこみすぎると、下記のような状態になることもあります。

・目がかすむ、痒くなる
・鼻づまりが起きる
・めまいがする
・吐き気がする
・皮膚に湿疹ができる、痒くなる

危険性もしっかりと確認した上で、安全対策をしましょう。
工事期間は、きちんと換気できる状況を整えることが、非常に重要です。

安全の対策


窓を開けて換気しようとすると、外からゴミや埃、塗料の臭いが侵入してくるため、換気できないのでは?という意見もあります。
また、よくある問題では窓ガラスやサッシが養生シートで塞がれてしまい、窓が開閉できないなんてことも。

しかし、安心してください。
換気の問題点は、事前に「業者に換気したい旨」を伝え「作業の時間帯を把握」し「換気方法を知る」ことで解決します。

業者に『換気したい』ことを伝える

塗装工事の作業中、窓には開けられるタイミングとそうでない時があります。
たとえば、工事過程の「高圧洗浄」や「下地調整・養生」などの作業中は、窓を開けるのが困難です。
反対に「中塗り~乾燥」の過程では、作業の妨げにならない窓があれば、開けて換気することができます。

換気できるタイミングは、工事の進み方にもよるので、事前に確認し相談しておきましょう。

作業の時間帯を把握

工事は、日中の時間帯に作業することが一般的です。
作業により換気できないタイミングであれば、室内にずっといることに不安を感じる人も。
日中は、できるだけ外出するスケジュールを組むことも、おすすめです。

換気扇を使用できるようにしておく

換気扇の排気口を養生しなければ、工事中に換気扇を使用することが可能です。
気軽に外出できないペットや子どもがいる場合は、換気扇で常に空気を入替えられるように、対策しておきましょう。

『扇風機』を使った換気方法

室内のシンナーを外に出す方法として、扇風機を使用した換気方法もおすすめです。
空気清浄機は、シンナーなどの臭いを取るには向いていないので要注意。
窓を開け、室内から室外に扇風機を向けることで、シンナーが部屋に充満することを防ぎましょう。

まとめ


いかがだったでしょうか?
塗装工事には臭いが発生しますが、業者と事前に話し合ったり、適切な換気を行えば怖くありません。
今回の記事が、あなたの不安を解消しより安全で安心な外壁塗装工事をする手助けとなりましたら、幸いです。

当社では、お客様が安心して外壁の塗装工事を行えるよう、不安や希望に寄り添って施工させていただきます。
無料でお見積りも承っていますので、お気軽にご相談ください。


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